アコムの注意点
毎晩遊びまくってチャホャされて多額の給料をもらって大金持ちになります。
それが日本の社長のイメージでした。
それを見た世のお母さんたちは「社長って楽だし給料も高くていいな」と思うのです。
だからみんな偏差値の高い大学を出て、いい会社の社長になること、社長は無理でも役員になればと思い、猫もしゃくしもみんな大学を目指したのです。
実際、社長は楽でした。
経済は右一眉上がりに上昇し、人口も増えていましたから、経営者は時代の流れに乗ることだけ考えていればよかったのです。
流れから外れなければそれでいいと考えました。
選択も意思決定もする必要がなく、とくに経営センスがなくても経営者になれたのです。
ところが本来社長というものは大変です。
欧米の社長は一番最初に出社し、一番最後に帰宅します。
サラリーマンは一日の労働時間は決まっていますが、社長は三六五日、二四時間働きます。
当然自分で経営判断をしなければなりません。
誰も相談相手がいないなかで、自分で決断し、それがマーケットから離れていると会社はつぶれてしまいます。
だから社長という立場は厳しいのです。
本当は寝る暇もないくらいやっているわけです。
その代わり報酬もたくさんもらえます。
いまや日本は少子高齢化マーケットに変わり、いわゆる右一眉上がりの経済ではなくなってしまいました。
すると経営者は流れに身を任せるのではなく、他社との差別化をやったり、自社の資源を見て社運をかけて新規事業を行うなどの「経営判断」をしなければいけなくなったのです。
ところが普通の経営者はそういう訓練をしてきませんでした。
そういう訓練をしていない人の会社はどんどんつぶれていきます。
これも考えてみれば当たり前の話です。
持ち家志向は、いつから?持ち家志向が根付いたのもこの時代のことでした。
そして、その夢をかなえるための魔法の貸金庫が住宅ローンなのです。
住宅を持つことこそ幸せなのだというプロパガンダをしながら、一方で住宅ローンを借りるように仕向けているのです。
最近、終身雇用制、年功序列型の賃金、社会保障制度が次々に崩れていきました。
すべてのイリュージョンが終わろうとしています。
年金が一番わかりやすいのですが、高度経済成長期のシステムは先輩たちのためにつくられていて、いまの若者や中高年が先輩たちのために月々年金を支払うのです。
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